先生

日本語教師になる方法

こんにちは。KEC日本語学院、七色の語り部こと学院長のいそべです。今日こそ、日本語教師になる方法についてお話ししたいと思います。(キッパリ!)

現在、日本語教師になる方法は大きく3とおり。

①大学で日本語教育主専攻、もしくは副専攻を修了する

②日本語教育能力検定試験に合格する

③日本語教師養成講座420時間コースを修了する

のいずれかです。

実際のところ、今まで出会ってきた方の中で、①の方は少ないですね。やはり、高校3年生の時点で、日本語教師になろうとする方が少ないからでしょうか。皆さんが高校3年生で進路を考える時、日本語教師という職業が頭をよぎりましたか?恐らく、日本語教師という職業を知らなかったのではないでしょうか。あるいは、国語教師との区別がつかなかったのではないでしょうか。幼少時期からそのような環境になければ、普通は出会わない職業ですので、仕方のないことかもしれません。

多くの方は、学生時代に留学をして、あるいは就職先の職場で外国人の従業員と出会って、初めてこの仕事を知った、興味を持ったという方々です。

ただ、既に社会に出られた方にとって、今から大学に入る、という選択肢は金銭的、時間的制約から、難しいですよね。

そこで、②が浮上します。ただ②の日本語教育能力検定試験合格は、全国の合格率が20%程度、試験時間が4時間あり、年1回しか実施されないことを考えると、これまた容易なことではありません。しかも、この試験はペーパーテストのみですので、その先の日本語教育機関の採用試験を考えると、かなり難しいと言えます。なぜなら採用試験では、模擬授業という実技試験があるからです。

これまで教員を30年やってきましたとか、塾講師をやっています、という方ならともかく、一般の方は、日本語教育の知識を入れたからといって、実際に教壇に立って指導することは至難の業です。例えるなら、料理本を熟読したからといって、料理ができるわけではないのと同じです。

そこで、③に到達します。③なら、「基礎理論」で知識の習得をし、その後に「実践演習」で初級から上級までの実技を行い、「教育実習」で外国人相手に指導を行うところまでがセットになっています。もちろん、「実践演習」「教育実習」も学校によりそのやり方や回数は異なります。一般的な養成講座では、1人あたりの実技回数は、5~6回、多いところでも10回程度、というところが大半です。

「みんなの日本語」という外国人が勉強する初級テキストだけでも全部で50課ありますので、その足りなさは一目瞭然ですね。そこで、KEC日本語学院では、全く経験のない方でも、例外なく教壇に立って授業ができるようになって頂くため、なんと50回以上の実技を履修するカリキュラムになっています。50回ですよ!週1回、1年間放送される大河ドラマ以上です。見応えあります、いや、やり応えあります。

ですので、これから日本語教師を目指そうとする方には、ぜひともKEC日本語学院の420時間コースをご受講されることをお勧め致します。単なる資格取得目的だけであれば、どこでもいいのかもしれません。しかし、日本語教師として、真剣に就職を目指されるのであれば、圧倒的な実技回数を誇るKECで場数を踏んで頂くしかありません。スポーツでも料理でも、実際にやらないと上手くならないのと同じです。知識だけでは、できるようにはなりません。

日本語教師は定年がなく、英語やその他の外国語能力も必要ありません。日本全国に活躍の場があり(奄美大島にも!)、海外でも就労ビザを取得し、働いて収入を得ながら、現地の生活を満喫できます。これほど多くの外国人と出会う職業は他にはありません。

そんな日本語教師を、ぜひ皆さまに目指して頂き、日本語の指導を通して、日本を広く伝えて頂きたいと思います。お一人お一人に合った、より詳細なご説明・ご相談は「無料個別ガイダンス」にて、完全予約制で実施しております。皆さまのお越しをお待ちしております!

最後までお読み頂き、有難うございました(^_-)-☆

 

 

 

KEC日本語学院では、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、皆さまの安心・安全なご受講を実現するため、“ハイブリッド授業”を実施しています。詳細はこちらをご覧ください。

https://www.jpns.kec.ne.jp/notification/20200506.html

 

 

 

日本語のオンライン授業

皆さまこんにちは。
KEC日本語学院新宿校の関です。
私は元々KEC(枚方本校)の420時間コースの修了生で、現在は新宿校で授業を担当させていただいたり、その他皆さまの色々なサポートをさせていただいています。

最近は大学をはじめ、色々な学校で「オンライン授業」というものが行われています。
日本や海外の「日本語学校」でも、通学での授業からZoom等を使用したオンライン授業に切り替えて授業をやっている学校が多いようです。
修了生の皆さんで、現場に出ておられる先生方からもたくさんご質問をいただきました。

「オンライン授業って、どうやればいいんですか?」

うーん…。
文法のこととか、語彙の教え方ですとか、検定試験のこととかですと、すぐにお答えできるのですが、このご質問はなかなかお答えしづらい…。

なぜかというと、まず私がオンラインで日本語を教えた経験が少ないからです。
しかも以前のオンライン授業というものは、対個人、プライベートレッスンで行われるものがほとんどでした。
でも最近は、教師一人に対して、学生さん複数人のオンライン授業が増えています。
その経験が私にはほとんどありません。
というか、今までの日本語の先生たち、ほとんどこういう授業の経験はないんじゃないでしょうか?
ですので日本語学校の先生に相談しても、「?」という感じみたいです。
どうやればいいのか、正解がわからない…。

そしてもう一つのお答えしづらい理由は、その授業ごとに環境が違うことです。
ネット環境も違いますし、相手の属性(年齢、目的、レベル等)も違います。
それに合わせて、授業のやり方も変わって来るでしょう。
しっかりその相手のニーズに合わせた授業のやり方というのを教師は考えなければなりません。

って、あれ?
これって、普通の授業と同じなんじゃないでしょうか?
そうです。
「オンライン授業」といっても、授業をやる際の考え方は同じです。
教える相手にとって何がいちばん必要なのか、また何が求められているのか、そういうことを日本語教師は日々考えて授業をやっています。
もちろんいつもの授業とは違いますので、いつも使用している板書や教具、教え方をそのままオンライン授業でやるのは難しいでしょう。

自分がPCの画面を通してオンライン授業を受けるとイメージすると…

・ずっと画面ばかり眺めているのは退屈というか苦痛?
・先生の話を聞くばっかりだと、スマホでゲームしちゃう?
・手元に教材が無いので、なんとなく参加しているだけになっちゃう?

というようなことが考えられます。
個人的にですが、人間そんなに何時間も集中して画面を眺めていられない…と思います。
(ゲームとかアニメとかだったら大丈夫なんですけども)

ですので、オンライン授業も

・ただ単純に先生が話す講義(説明)を聞かせるのはNG
・先生が質問して学生が答える形式だけじゃ飽きる
・板書はどうする?

という問題が考えられます。

これらの問題が起こらないように、工夫が必要です。
具体的にはどうすればいいのか…
修了生の方、個別にご相談ください!笑

日本語教師の基本である【学習者の事を考える】ことを忘れずに、どんな環境でも対応できる教師になる!
その基本と授業の技術をKECではしっかりと伝えていきます!!

就職できる、日本語教師への道 ①

どうぞ、イメージなさってください。
仮にあなたが、日本語教師になりたいとします。

まず、何をされるかと考えるとスマホやPCで「どうしたら、日本語教師になれるか?」と検索してみるのではないでしょうか。
現時点の日本語教師の要件は以下のいずれかに該当する者・・・
① 日本語教育主専攻又は副専攻修了
② 日本語教育能力検定試験合格
③ 学士の学位を有し、かつ、日本語教師養成講座420時間修了

ここで①②③の要件とご自身の状況を当てはめてみる。
「大学は、社会学部だったし、日本語教育は履修してないので①は無いなあ。」

「日本語教育ナントカ試験って、外国人が受けるテスト? いや、あれは、日本語能力試験。このテストは知らんし、②は、難しそう。」

「大学は、あんまり勉強しなかったけど、一応卒業した。あとは日本語教師養成講座420時間というのを受ければOKか。③はなんとかなりそう。」
という状況になる方は、少なからずおられます。

因みに「日本語教育ナントカ試験」をネット検索すると、昨年の合格率は、おおよそ28%。3人受験して合格が1人以下・・・、3年受験して1回合格するか、どうか・・・。
いずれにしても、「難しそう。ちょっと、無理かも。」的結論に達する方が多い。

更に日本語教師について調べてみると「文化庁届出受理講座」なる文言が、ちらほら登場します。
実は、平成29年4月1日以降、この「文化庁届出受理講座」として認められた日本語教師養成講座を修了しないと国内の日本語学校(法務省告示校)で、就職することはできないのであります。

「ところで、法務省告示校って、何?」という新たな疑問が生まれます。当然、これは検索しなければなりません。
検索すると「大学等以外において、日本語を勉強する目的の外国人留学生に在留資格「留学」を取得させ、受け入れることが可能な日本語学校のことです。」との説明を発見することになります。

そして、この文言をじっくりと読んで理解しようとするはずです。
「日本語を勉強する目的の外国人留学生に在留資格「留学」を取得させ、受け入れることが可能な日本語学校」ということは・・・、つまり・・・

「日本語を勉強する」⇒「外国人留学生」⇒「在留資格は留学」⇒「それを受け入れる日本語学校」
そこで、皆さんは気が付くのです。

「それって、日本に有る日本語学校の、ほとんどが【法務省告示校】ってこと!【文化庁届出受理講座】を修了してないと、ほとんどの日本語学校では、雇ってもらえないってことやん。」
という、すごい結論が待っています。

就職する為には、良く調べること、そしてイメージすることが大切です。
良く調べること、イメージすることが苦手な方は、KEC日本語学院 枚方本校の松永までご連絡ください。
一緒に日本語教師への道のりをイメージさせて戴きます。

日本語教師の国家資格化について

さて、皆さん、

日本語教師の国家資格化について、賛成ですか。反対ですか。私はどちらかというと賛成です。今まで中途半端に日本語教師をなのっていましたが、この中途半端なところが、日本語教師の国家資格化によってはっきりするなら賛成です。日本語”講師”なのか、日本語”教師”なのかすら、はっきりいえませんでしたから、公認日本語教師ですとなのれるなら、大歓迎です。

ところで、この公認日本語教師になるための要件ですが、以下は文化審議会国語分科会よりの

引用です。

資格取得要件1
日本語教師の養成修了段階で身に付けておくべき基礎的な資質・能力を育成する
ために必ず実施すべき内容(以下,「必須の教育内容」という。)に基づいた知識
の有無を測定する試験の合格を要件とすることが適当である。

資格取得要件2
日本語教師に求められる資質・能力のうち,日本語教師に必要な技能・態度に含
まれる実践力を身に付けるため,教育実習の履修を要件とすることが適当である。

資格取得要件3
グローバル化が進展する時代において,多様な国籍,背景,ニーズを持つ外国人
等と向き合い,対応できる日本語教師には幅広い教養と問題解決能力が必要である
ことから,学士以上の学位を有することを要件とすることが適当である。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/92083701_01.pdf

(日本語教師の資格の在り方について 文化審議会国語分科会 令和2年3月 10 日 )

 

さて、突然ですが、ここで質問です。あなたは、リンクをクリックしましたか?

このブログのタイトル「日本語教師の国家資格化について」は、実は本当のタイトルではなく、「教師になるための資質」が本日のブログタイトルでした。内容のわからないリンクはクリックできないと思ったかた、ブログを読んでからクリックしようとしたかた、既に知っているかたは別として、その他のかた、教師になるために調べる力は必須の素養です。

難しそうでも、調べることができる人は、先生になっても、困りません。だれかれ構わず聞きまくればいいと思っている方は、聞くだけで、答えにたどり着けると思っているのでしょう。聞いて答えにたどり着いたとおもっても、調べた人にはかないません。もし調べる力がないという方でもここで朗報です。調べる力を一気に向上させることができる試験があります。

日本語教育能力検定試験です。

この試験に合格したら、私の言っていることに納得していただけると思います。

この試験に合格するためには、調べる力、記憶力、体力、精神力、さまざまな力が必要となります。全てクリアできたあかつきに合格証書をGETできますが、それ以上に成長した自分に驚くことでしょう。そんなテストですから、是非今年テストを受験してみてください。きっと、教師力が上がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語教師の働く場所って?

みなさん、こんにちは!新宿校の志久です!

暑くてジメジメ~っとした日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

マスクも相まって、熱中症になる方も多いですので、こまめな水分補給を意識しましょう。

 

さて、今回のブログですが、『日本語教師の働く場所』についてお話させていただきます!

実は、日本語教師の働く場所は日本語学校以外にもあるんです!

 

 

それでは、さっそく主な就職先をご紹介させていただきます~☆彡

 

【その1 国内の日本語学校】

現在のメインとなる就職先はやはり日本語学校です。

いわゆる、法務省告示校ですね。

フルタイムで働く「専任」、主に授業だけを担当する「非常勤」と、働き方を選べるのも魅力です。

学習者は、日本の大学や専門学校に進学したい!という留学生が中心です。

 

【その2 海外の日本語学校】

東南アジア、中国、それから韓国など世界中に沢山の日本語学校があります。

海外で勤める場合は、ビザの関係がありますのでフルタイムで働くのが一般的です。

 

【その3 プライベートレッスン】

ひとりひとりじっくりと教えたいという方におすすめです!!

「夕方から」や、「週末のみ」などの時間帯が多いです。

学習者は、会社員、生活者、幼児など様々です。

 

【その4 オンライン】

ネット環境を利用して、国内外問わず日本語を教えることができます。

おうちに居ながらにして学習者と関わることができますので、ステイホームが推奨される今の時代にもってこいですね!

 

【その5 外国人技術研修センター】

技能実習生に対して日本語を教えます。

国内の労働者不足の為に新しいビザ(特定技能)も作られましたので、今後需要が増えること間違いなし!の活躍の場です。

 

【その6 海外派遣プログラム】

公的な機関(JICAや国際交流基金など)のプログラムで、決められた期間に海外へ行きます。

ボランティアという名目ですが、報酬は出ますので十分に生活できます!

 

その他、今後は国内の小中学校で教えることも増えるではないだろうかと言われています。

日本語学校以外にも、日本語教師が働く場所は沢山あることがお分かりいただけたら幸いです。

 

外国人と関わる職場に勤めたい!という方は、是非、KEC日本語学院の個別ガイダンスにいらっしゃってくださいね☆彡

 

個別ガイダンスのご予約はこちらから!https://www.jpns.kec.ne.jp/document11.html

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

セミナー担当講師、藤本先生の素顔

日本語教師のあれこれがよく分かりすぎる!セミナー開催

こんにちは。KEC日本語学院、七色の語り部こと学院長のいそべです。皆さま、お元気でしょうか?私?私はもちろん、元気でしかありません!

さて今週末は、いよいよ「日本語教師体験セミナー」を開催します。今回でなんと、108回目です!複数回ご登壇の先生もおられますが、のべにしますと、108パターン目の日本語教師体験をお聞き頂くことになります。凄いですね。

セミナー日時や内容等の詳細は、以下をクリックしてチラシをご覧ください。

今回の藤本先生は、会社員 → 勝手に早期退職 → 専業主夫 → イギリスに留学して修士号取得 → 帰国して大阪の日本語学校と奈良の短期大学で日本語指導、という少し珍しいご経歴をお持ちです。50歳を超えられてから、日本語教師を目指された藤本先生のぶっちゃけ話を、ぜひお聞きください。

日本語教師体験セミナー

梅田本校の日時のみ、Zoomでの双方向ライブセミナーになっていますので、コロナも気にせずにご参加頂けます。参加者特典もございますので、ぜひぜひご参加くださいませ。

日本語教師体験セミナーを今回ご担当頂く藤本先生

藤本先生の授業での1コマ

完全予約制ですので、メール、もしくはご希望校舎へお電話にて、ご予約くださいね(^^)

本日も最後までお読み頂きまして、有難うございました\(^o^)/

 

 

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https://www.jpns.kec.ne.jp/notification/20200506.html

 

プロ教師への道

「○肉△食」 ○と△に入る漢字は?

こんにちは。KEC日本語学院の間﨑(まざき)です。

私は主に京都校で学校の管理・運営や受講生の皆様のサポートに携わっております。

さて、ここで問題です。「○肉△食」○と△に入る漢字は何でしょうか?

「焼肉定食」と書くと小学校のテストではおそらく×となりますよね(笑)。同じ四文字なのに「弱肉強食」は四字熟語、「焼肉定食」は違うのはなぜでしょう?

日本語っておもしろいですよね。

答えは次回の私の投稿で!! 皆さん見逃すことなく、しっかり毎週見ておいてくださいね。どこかの週に私が登場しますので。

 

ところでKEC日本語学院は日本語教師を目指す方々が通っており、他の養成講座より実技の回数が圧倒的に多いことに定評があります。

では、なぜ実技の回数が圧倒的に多いのか? なぜそれが必要なのか?

皆さんは資格を取得すれば満足でしょうか? 多くの方々の答えはNoではないでしょうか。

資格取得は目的ではなく手段ですよね。目的は日本語学校で外国人の方々へ日本語を教えたい・・・とかではないでしょうか。

そうすると日本語学校の採用試験に合格しなければなりません。その採用試験というのは「模擬授業+面接」です。

よって目的を達成するには授業がうまくなければなりません。当たり前といえば当たり前のことです。

立派に授業ができるようになるためには練習が重要。たとえば自転車に乗れるようになるには練習が大切なのと同じ。知識(これがハンドル、止まるにはここのブレーキを・・)は大事ですが、知識だけでは自転車に乗れるようにはなりませんね。練習が大事です。それも普通の人は10回程度の練習では乗れるようにはなりません。

日本語教師もこれと同じ。知識、つまり理論は実技を行う上での土台として当然大事ではありますが、これだけでは立派な授業は出来ません。実践が伴ってこそ活きてくるのです。
KEC日本語学院では一人50回以上の実技を実現!!  目的達成直結!!

詳しくは当校のガイダンスにてご説明致しますので、是非ご参加くださいませ。

最後までお読み戴き、有難うございました。

授業で大切な○○を身につけましょう。

こんにちは。KEC日本語学院の小出です。
私は、日本語教師養成講座の「実践演習」の授業を担当しています。

日本語教師は、日本語がわからない人に日本語だけを使って、日本語を教えます。
皆さんは、日本語の授業にどんなスキルが必要だと思いますか。

 

今日は、授業ですごく大切な
①声のメリハリ②アイコンタクトについてお話します。
言葉が通じない学生に授業する時に、この2つは本当に!想像以上に!大切です!!

まず、声のメリハリについてです。
授業では、普段より大きい声を意識して出すと思いますが、
ただ大きい声で話すだけでは、学生に何も伝わりません。
質問に答えてほしい時、説明を聞いてほしい時、リピートをしてほしい時など、
それぞれの場面に合わせて、話すスピード、声のボリューム、声の強弱を
使い分ける必要があるのです。(簡単そうで難しいです!)

また、アイコンタクトがないと学生はすぐに気を抜きます(^-^;
「気にしてもらえている」「見られているからちゃんとしないと」と感じさせて
授業に集中させるのも教師に必要なスキルの1つです。

私たち教師は、どれだけ頑張って授業の準備をしても、
学生に聞いてもらえなければ意味がありません。
なので、ぜひ声のメリハリ、アイコンタクトは訓練して身につけたいですね。

KEC日本語学院の「実践演習」の授業では、このように細かいけど
現場に出て絶対に必要な事を体験しながら、習得していただきます

「声のメリハリとアイコンタクトが大切。なるほど。」と頭でわかっていても、
実際に自分が授業をしたら、声にメリハリがつけられていなかったり、
アイコンタクトがとれていなかったり…ということがよくあります。
実際に自分で授業をして気づくことがたくさんあります。

KEC日本語学院でどんな授業をしているのかご興味のある方は、
個別ガイダンス、授業見学にお越しください。

日本語教師になって、日本語って難しい!おもしろい!と日々感じます。

お伝えしたい授業のお話はいろいろありますが、詳しくはまたの機会に。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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個別ガイダンスのご予約⇒ https://www.jpns.kec.ne.jp/document11.html

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日本語教師になる方法、とは関係なく。

はいどうもー。KEC日本語学院、七色の語り部こと学院長のいそべです。今日は日本語教師になる方法、とは関係なく(「え?また?」)、漢字の読み方について「え?」と思ったお話をします。

皆さんに質問です。この漢字の読み方、分かる人ー(^O^)/

慮る

シーーーン(-_-)

はい、有難うございました。ある調査では、正解率は19%だそうですよ。実は私も、胸を張って間違えました。ズコーーーッ。

ちなみに私は、「おもんばかる」と思っていました。いえ、信じて疑いませんでした。まあこれも正確に言うと間違いではないんですが、辞書にはこの読み方の方がサブで、メインの読み方はなんと、

「おもんぱかる」

ですって。「え?」「ぱ?」「ぱかる?」

ほらほら、「え?」ってなりましたよね。私は、なりました。何なら、ネットや辞書が間違ってるんじゃないの?と、絶大なる自信すら持っていましたが、どう調べてもメインの読み方は「おもんぱかる」なんですよね。

はー、まだまだ世の中には、知らない事があるもんですねー。

慮るという漢字が、毛筆で書いてあります。

この漢字の読み方、分かりました?

私、以前国語教師をしておりまして、というか今でもKEC近畿教育学院/KEC近畿予備校で国語の指導もしてるんですが、昔、中学生に「くちびる」という漢字を書かせたら、「口唇」って書いた子がいたんですね。「こうしん」であれば正解ですが、「くちびる」で「口唇」って書いたら、おいおい、「口(くち)唇(びる)」って読むわけ?日本語の読みで「びる」って何よ?「Hi,Bill!」みたいな?って突っ込んだのを思い出しました(^^)

そうそう、関西で偏差値トップクラスの私立大学を卒業した商社勤務の女の子は、「うちの会社のパソコン、アホなんですよねー。“石油”の字が、変換しても全然出てこないんですよ。アホでしょ」って言ってたんですね。「いやいや、石油は出るでしょ」「いや、出ないんですよ」「え、何て打ってんの?」「せきゅ」「……チーン(はい、あなたがアホです←心の声)」ってなやり取りも思い出しました(^^)

まあ、日本語って、何て楽しいんでしょ?知ってるようで知らないこと、まだまだありそうですね。ということで、今日は漢字にまつわる、あまり役には立たないけれど面白い(?)話をしてみました。

次こそは、日本語教師になる方法について、書きたいと思っています。あー、でも、他の話題で書く誘惑に負けるかも。その時は、スミマセン。

本日も最後までお読み頂きまして、有難うございました\(^o^)/

 

 

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日本語教師になる方法、のその前に。

こんにちは。KEC日本語学院、七色の語り部こと学院長のいそべです。今日は日本語教師になる方法、のその前段階のお話をします。

①日本語教師って、国語教師と何が違うの? ②日本人なら誰でもできるんじゃないの? と、よくご質問を頂きます。日本語教師になる方法より前に、まずここですよね。

では、疑問を解消していきましょう。

①国語教師は、日本語母語話者に対して教えます。日本語教師は、日本語を母語としない者に対して教えます。ですから、本人が日本人で両親も日本人、でも親の仕事の都合で生まれも育ちもアメリカで、ずっと英語を使ってきて、中学生になって日本へ戻ってきた帰国子女は、日本人なんだけれども日本語教育を受けます。その逆で、韓国人なんだけど、生まれも育ちも日本で、時々祖父母に会いに韓国には行くけど、むしろ韓国語はほとんど分かりません、っていう場合、韓国人なんだけれども国語教育を受けます、っていうか、既に受けてきています。つまり、相手が日本人だから、とか外国人だから、とかには関係ないわけですね。

②については、野球ができることと、野球を教えられることとはまた別ってことです。「名選手、名監督にあらず」で、日本人で日本語をバリバリ使いこなせても、それを日本語の全くできない人に教えるとなると、これはまた別のスキル。特に母語話者が母語を教えようとする場合(日本人が日本語を、中国人が中国語をってこと)、その言語は知らず知らずのうちに身に付けてしまっていますよね。これが厄介。

んご」を「んご」って発音する人に、どうやって「」を発音させます?

「むかしむかしあるところに おじいさんと おばあさんすんでいました。おじいさん 山へしばかりに …」はい、ストップ~。この時の「」と「」の違いを、どう説明します?ある人は、「複数いたらで、単数ならかな?」とおっしゃいました。まず、複数と単数って言葉、初級レベルの外国人には「?」です。更に、「」が複数に付くとなるとえらいこと。「すると川上から 大きな桃 どんぶらこどんぶらこと流れてきました」桃、たくさん流れてきちゃいますね。もはや桃太郎ではなくなり、桃次郎、桃三郎、桃四郎に、桃子、桃江、桃美…。桃が多すぎて、おばあさんは腰痛になるわ、鬼退治が桃兄弟姉妹による大軍団での攻撃になって、犬、猿、きじ、は必要なくなるわで、タイトルを「10男10女桃大家族スペシャル!」とかにした方が良くなりますね(笑)

桃の後ろに、桃太郎、犬、猿、きじがいる。

桃太郎と犬、猿、きじが、バランスいいですね。

ということで今回は、国語教師との違い、日本語が誰にでも教えられるのか、についてお話ししました。次回は、いや次回こそ、日本語教師になる方法についてお話ししたいと思っていますので(予定は未定)、またお暇な折にご覧くださいね。

最後までお読み頂き、有難うございました(^_-)-☆

 

 

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