日本語教師として就職するために、オンラインレッスンができるかどうかをまず気にする必要があるだろうか…いや、ない (^^)

皆さま、ごきげんよう。七色の語り部こと、KEC日本語学院 学院長の磯部です。

コロナ禍で、オンラインレッスンが増えてきているような気がするけど、オンラインレッスンをやる自信がないなあ…と言う声がちらほら聞かれます。

オンラインとなると、Zoom? Googleクラスルーム? Teams? チャットワーク? スラック? LINE? メール? PowerPoint? カメラにマイクにリングライトに…あれやこれやでワアーッて、てんぱってしまいそうですよね。

しかしながら、そこはご安心ください。これらは全て、あくまでもツール(道具)の1つです。道具の使い方は、説明書を読んだり練習をすればできるようになります。それより何より肝心なのは、大元の“授業をする”、ということです。

例えば、自宅での料理風景を配信するとします。もちろん、カメラをどこに置いて、ライトはどの位置から照らして、どうやったら食材がきれいに映るか、レシピを概要欄に貼り付けた方が良いのか、なんて考えるかもしれませんが、それはそもそも料理ができれば、の話しですよね。

献立を決めて、材料を揃えて、効率よく美味しい料理を作る…まず前提としてこの力が絶対的に必要だと思います。

授業もそれと同じことなんですよね。カリキュラムを組み立て、必要な教具を揃え、テンポよくわかりやすい授業を展開する…この力が絶対的に必要です。

KECでは、他に類を見ない1人50回以上の教壇実習に加え、実技も3年間無料再履修が可能ですので、全く指導経験のない方でも、きちんと教壇に立って授業ができるようになるまでの練習を積んでいきます。

ですからまずは、教えることの根本にある“黒板1枚、チョーク1本あれば授業ができる”ところを目指して、少人数制対面クラス授業のKEC日本語学院で、日本語教師への第一歩を踏み出して頂きたいと思います。皆さまのお越しをお待ちしております!

奄美大島➡九州➡奄美大島➡京都➡ベトナム➡大阪…と活躍する人が周りにいるだろうか。 いや、ない(^^)

皆さま、ごきげんよう。七色の語り部こと、KEC日本語学院 学院長の磯部です。

 

突然ですが、こちらの笑顔が素敵な女性は(笑顔が素敵な男性はワタクシです♪)奄美大島のご出身なんですが、空港や大手携帯キャリアでのご勤務経験を経て、日本語教師になられたKEC修了生なんです!おおー、こんなに各地…のみならず世界を股にかけて活躍する姿を、一体誰が想像したでしょうか。ご本人が一番驚いていらっしゃいましたけど。

 

彼女が日本語教師になった理由をちょっとご紹介しますね。大学は歴史学部ご出身の、いわゆる歴女(れきじょ)なんですが、周りのご友人が博物館などの歴史に関わる就職先を決めていく中、自分はそうはならなかったんです。そして一般の大手企業に就職されるのですが、でも歴史にも全く関係がなく、自分のやりたいことでもないわけで、だんだん働く意味を見失い、働くことが苦痛に感じられてきたんだそうな。挙句に職場で涙が止まらなくなったり、気分が悪くなってリバースしてしまったり(キラキラ)。

 

そこで、自分を変えるため、環境を変えるため、日本語教師を目指したわけです。で、凄いのは、近頃コロナの関係もあり、オンライン受講ができる学校を探す方も多いようですが、彼女はわざわざ関西に出て来て、通学で通うという選択肢を取られたんです。わざわざ引越して通学するなんて!と最初は驚いたのですが、結構KECには、遠方から通学される方も多くいらっしゃいます。

 

姫路から新快速で神戸校へ、なんていうのは近すぎる例です(笑) 岡山から神戸校へ、岐阜から京都校へ…を始め、鳥取からバスで梅田本校、福岡からフェリーで神戸校、大分からフェリーで梅田本校、名古屋から新幹線で梅田本校、淡路島からバスで神戸校、沖縄から引越して神戸校、北海道の旭川から飛行機で新宿校!なんていう強者までおられます。

 

皆さん一様におっしゃるのは、オンラインだけで続けられるとは思えない、授業ができるようになるとは思えない、ということです。もちろんKECでは、基礎理論講座(講義形式)は、全て動画配信による24時間のフルサポートを行っていますが、通学とも併用できますので、最初から通学、とかオンライン、とか決めて頂く必要はございません。

 

通学できる時は通学して頂いたらいいですし、通学できない時はご自宅で動画受講をして頂く、という風に、スクールとご自宅を行ったり来たりのご受講が可能な「ハイブリッド形式」を採用しております。

 

このご時世、柔軟な受講形式こそが、確実な受講継続と実践力習得を実現してくれます。KECの先輩方の実績が証明する、KEC日本語学院の日本語教師養成講座をぜひご受講頂き、全ての方に、先の修了生のような「今のままでは一見実現不可能に見える人生の実現」を果たして頂きたいと思います。

 

皆さまのお越しを、KECスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております!

日本語学習者はこんなことも気になるんです!

「皆さん、こんにちは。」

↑これ、すごく普通の日本語での挨拶ですよね。

母語話者だと、違和感はないはずです。

 

しかし、日本語を学習中の学生からこんな返事が返ってきました。

 

「先生、こんにちはございます!」

 

「ん?こんにちはございます・・・?」

 

なんだその日本語は(@_@)とびっくりしますよね。

 

きっと学生の頭の中にある

 

「おはよう」……カジュアルな場で使う

「おはようございます」……フォーマルな場で使う

⇒「~ございます」は丁寧な言い方だ!

 

という知識から、「こんにちはございます」が生まれたのでしょう。

 

そんな学生に、「『こんにちはございます』じゃありません。『こんにちは』ですよ」と言ったら、

「『おはよう』は『おはようございます』と言います。どうして『こんにちはございます』はだめですか?」と聞かれます。

 

「なんでって…。うーん。なんでだろう…。」となりますよね。

 

日本語教育の現場では、こんな風に学生の「なんで?」にこちらも「なんでだろう??」となることがたくさんあります。

 

ことばって難しいなと思う反面、すごくおもしろいですよね。

日本語教師は、学生と日本語を通して気付きや発見がたくさんある仕事です。

 

日本語教師になったら、学生の「なんで?なんで?」攻撃を楽しんでほしいと思います(^^)

 

 

「日本語教師に興味はあるけれど、経験や知識がなくてもなれるものでしょうか…」とご質問がありますが、

知識が豊富じゃなければ日本語教師になれないなんてことはないです。

(「こんにちは」には「~ございます」が使えないのはなぜかと説明できる人ってどのくらいいらっしゃるんでしょうか)

 

わからないことがあるのは当たり前なので、それをきちんと受け止めて、調べて、学生に誠意をもって向き合うことができれば、その場で答えられなくても大きな問題ではないです。

 

日本語教師の仕事っておもしろそう!と思われた方は、ぜひ無料ガイダンスにお越しください。

不安に思われていること、もっとどんな仕事なのか知りたいなど、なんでも聞いてください。

 

ご予約お待ちしております☆彡

 

 

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オンライン授業についてのあれこれ

こんにちは。新宿校の早水です。

私は現在、日本語学校で非常勤講師としても働いています。

長引くコロナの影響もあり、私の働く学校でもついに、オンライン授業や、オンラインと教室にいる生徒で同時に授業を行うハイブリット授業がスタートしました。

今回はオンラインの授業について、私が実際に体験し、感じたことをお伝えしたいと思います。

 

まず、結論として皆さんに1つ共有したいことは、対面授業とオンライン授業、全くすることが違うのかと言うと、そうではないということです。

皆さんが、日本語教師養成講座で学ぶことは、まちがいなく、オンライン授業でも通用します。

しかし、全く問題がないということではありません。

目の前に学生がいない事によって生まれる、対面授業では感じることのなかった「不都合」は勿論生じます。その不都合に対する対応ができるかどうかが大切だと感じました。

 

私が実際にオンライン授業を行って感じた「不都合」をいくつかお伝えします。

・画面共有をすると学生全員の顔が確認できない

・教師の声、学生の声がお互いに聞こえるまでタイムラグが生じることがある

・提出物の指示や提出場所をオンラインで指示をする必要がある

・声を出して授業に参加していない学生を把握しづらい

・動き(ジェスチャー)そのまま伝えることに、制限が生まれる

・授業中に学生のPCに不具合が出る場合がある

・画面共有をしていない場合、ボードの文字が学生から確認しづらい

・自宅でのオンライン授業は、準備物が多くなる

 

これらも予測していれば対応策をとれるものばかりです。

画面共有1つにしても使用の可否、頻度が学校によって違う、というようなルールがそれぞれの学校にあります。

自分の学校のルールの中で選択可能なベストを探すことが大切ですね。

日本語学校側も先生と学生の声を聞きながら、日々ベストな方法を模索してくれているので、いざ始まると不安も無くなりました。

何より、入国できず自国で待機している学生とオンライン上でも、表情を確認しながらコミュニケーションを取れることがとても嬉しいです。

画面の向こう側に、日本に行きたい、日本語の勉強をしたいという学生がいる限り、先生はオンライン授業という変化にも向き合うことが大切なのではないでしょうか。