オンライン授業についてのあれこれ

こんにちは。新宿校の早水です。

私は現在、日本語学校で非常勤講師としても働いています。

長引くコロナの影響もあり、私の働く学校でもついに、オンライン授業や、オンラインと教室にいる生徒で同時に授業を行うハイブリット授業がスタートしました。

今回はオンラインの授業について、私が実際に体験し、感じたことをお伝えしたいと思います。

 

まず、結論として皆さんに1つ共有したいことは、対面授業とオンライン授業、全くすることが違うのかと言うと、そうではないということです。

皆さんが、日本語教師養成講座で学ぶことは、まちがいなく、オンライン授業でも通用します。

しかし、全く問題がないということではありません。

目の前に学生がいない事によって生まれる、対面授業では感じることのなかった「不都合」は勿論生じます。その不都合に対する対応ができるかどうかが大切だと感じました。

 

私が実際にオンライン授業を行って感じた「不都合」をいくつかお伝えします。

・画面共有をすると学生全員の顔が確認できない

・教師の声、学生の声がお互いに聞こえるまでタイムラグが生じることがある

・提出物の指示や提出場所をオンラインで指示をする必要がある

・声を出して授業に参加していない学生を把握しづらい

・動き(ジェスチャー)そのまま伝えることに、制限が生まれる

・授業中に学生のPCに不具合が出る場合がある

・画面共有をしていない場合、ボードの文字が学生から確認しづらい

・自宅でのオンライン授業は、準備物が多くなる

 

これらも予測していれば対応策をとれるものばかりです。

画面共有1つにしても使用の可否、頻度が学校によって違う、というようなルールがそれぞれの学校にあります。

自分の学校のルールの中で選択可能なベストを探すことが大切ですね。

日本語学校側も先生と学生の声を聞きながら、日々ベストな方法を模索してくれているので、いざ始まると不安も無くなりました。

何より、入国できず自国で待機している学生とオンライン上でも、表情を確認しながらコミュニケーションを取れることがとても嬉しいです。

画面の向こう側に、日本に行きたい、日本語の勉強をしたいという学生がいる限り、先生はオンライン授業という変化にも向き合うことが大切なのではないでしょうか。