皆さま、ごきげんよう。七色の語り部こと、KEC日本語学院 学院長の磯部です。
本日はタイトルのとおり、早期退職をされて、見事に就職決定された方の体験談をご紹介いたします!
【原山 士郎さん】
「日本語教師に興味を持ったきっかけ」
高校時代に、将来教師になる夢を持ち、大学では教員免許を取得し、採用試験も受けましたが、教育委員会からは来なくて良いとの不合格通知。縁あって金融機関に就職し、「50歳頃から退職後のことを考えておかないとだめですよね~」なんてお客様に対し偉そうな物言いをしていましたが、自身は特に何も考えずに58歳になっていました。
仕事で失業保険についてPCで調べていたときに、偶然「日本語教師」の広告が目に留まり、ずいぶん前に読んだ関連本も思い出し、「これや!」と。それからは「日本語教師」が頭から離れず、ついに早期退職することを決心したのです。
「KECを選んだ理由」
さて、どこの学校で420時間を勉強するか(交通費もかかるから近い方が…)と、比較・検討した結果、「KECの実技授業が充実しているので即教壇に立てる」とのことが決め手に(所長の説明も熱かった!)。初級演習、中上級演習、教育実習と本当に充実しており、採用試験での模擬授業もスムーズに行えたと自負しています。教案作りで右往左往し、授業前日の夜は遅くまで作成していたことが、今では懐かしく思い出されます。
「実際に受講してみた感想」
他の養成講座は知りませんが、KECで学んで良かったと思っています。基礎理論は退屈になりがちな座学ですが、先生と我々受講生とのキャッチボールが多く、楽しく学ぶことができました。特に覚えにくい調音点や国別学習者数を、先生独自に考案された方法は今でも覚えています(笑)。
実践演習は毎回全員の模擬授業を見ることができ、とても勉強になりました。お互いのアドバイスも良い刺激になりますが、学生目線で見ることの訓練ができ、教案作成にも役立ちました。
教育実習では、毎回心が折れるくらいの厳しい指摘を受けました(笑)。正しい日本語を教えていないことを気づかせてもらい、教えることの怖さ、厳しさも痛感。何度も初心に帰ることができました。
「後輩へのメッセージ」
最後になりますが、ご指導いただいた先生方と同級生に恵まれ、無事に修了するだけでなく就職まで実現できました。「単なるKECの先生、同級生だった」ではなく、強くて太い絆ができたと感謝しています。今後の仕事やプライベートにも役立つこと間違いなしですので、ぜひ後輩の皆様も、KECを通じて一生の財産を作られますよう願っております。