皆さま、こんにちは。新宿校の関です。
いろいろ落ち着かない状況ですが、修了生の方からの就職報告も届くようになってきました。でも、ほとんどが国内の就職です。海外希望の方々からは、「こんな状況でしばらく動けないし、10月の日本語教育能力検定試験の勉強でもするか~」なんて声も聞こえてきます。
そこで今回は、日本語を勉強している人(学習者)が多い国をご紹介します。「国際交流基金」で3年に1回、海外の日本語教育機関の調査を行っており、直近では2018年の調査結果が公表されています。
さて、どの国が1位だったでしょうか?
※ここで注意!
日本語教育能力検定試験では、【学習者数】だけでなく、【教育機関】【教師数】
もあわせて問題が出ますので、チェックしておいてください。
- 国際交流基金『海外の日本語教育の現状 2018年度日本語教育機関調査より』
皆さまの予想通り?1位は【中国】でした。1,004,625人で、前回の調査(2015年)よりも5万人増えていました。中国の大学入試(高考)で日本語科目が選べるということもあり、小・中・高の学習者が増えているそうです。そして【教育機関】と【教師数】も増えています。
2位の【インドネシア】は中等教育での日本語学習者が多いのですが、必修科目であった第二外国語学習が選択科目になったことで、学習者が減ったということです。3位の【韓国】も学習者が減少。少子化の影響とも言われていますが、やはりそれでも3位。【機関数】 や【教師数】も増えています。
そして注目は【ベトナム】。【学習者数】【教育機関数】【教師数】、全て大幅に増えています。KECの修了生も、ベトナムに就職される方は多いです。試験対策という点では、ベトナムに関する事柄は押さえておいた方が良さそうです。
試験本番まで約半年。なかなか手強い相手ですが、私達といっしょに頑張りましょう!