皆さん、こんにちは。
6月ごろから国内の日本語学校は、完全対面式の授業スタイルになってきました。
KECの修了生で、就職してからオンライン授業をされていた方から5月にやっと学生に会えて、教室で対面授業ができるようになってKECで学んだことをすごく活かせて嬉しいですというご報告をいただきました。
特に授業の組み立て方について実践形式で学べたことが現場で役に立っているとのことでした。
皆さんは、日本語の授業はどのような流れだと思いますか。
KECでは「みんなの日本語」というテキストを使って初級レベルの学生に日本語で日本語を教える方法を勉強することができます。
大きく分けると4つの流れを勉強していきます。
①ウォーミングアップ
授業の初めにします。学生をリラックスさせたり、「これから勉強するよ!」という雰囲気にさせたりすることが目的です。
学生のレベルに合った声掛けのレパートリーを増やしていきましょう!
②文型導入
文型の意味・使い方を教えます。
わかりやすい場面を設定して学生に伝える工夫が必要になります。
この文型導入は、教師の腕の見せ所で一番大切です!
KECでは「文型導入」の課題が一番多いです。
導入のやり方はいろいろあるので、学生のレベルや文型に合わせてやり方を変えられる教師になりましょう。
③基本練習
文型の意味・使い方がわかった学生にその文型の形を覚えてもらうための活動です。
定着のために文字カートや絵カードを使って何度も文型のリピートをさせたりします。ここでは、学生を飽きさせないための工夫が必要になります。
④応用練習
基本練習で覚えたことを、使えるようになってもらうための活動です。
会話練習、インタビュー、ゲームなどコミュニケーション力を意識した練習になります。
学生が楽しんで参加してくれる活動を考えてみましょう。
最初はやり方がわからなかったり、失敗することもありますが、何度も練習して自分の授業スタイルを身に付け、現場で活躍できる教師を目指しましょう!