こんにちは!日本語教師養成講座のKEC日本語学院です!
人生100年時代と言われる昨今、定年退職は「リタイア」というよりも、「新たな人生のスタート」となりつつあるように感じます。
そんな中、定年後の働き方を見直す機運の高まりや、外国人学習者の増加に伴う日本語教育の需要、そして“これからの人生をどう生きるか”を考え始めるきっかけなど、様々な理由から、セカンドキャリアとして日本語教師を目指す中高年男性を多々見かけるようになりました。
本記事では、50〜60代の男性がなぜ日本語教師を選ぶのか、その魅力は何か、どのような働き方が可能なのか、などをご紹介しようと思います。
■50代・60代の男性が日本語教師を目指す理由とは?

定年退職前後の50代、60代の男性が日本語教師を目指すのには、次のような理由が考えられます。
●定年後の働き方を考えて
最近、“定年後の働き方”に目を向ける方が増えてきているように感じます。
こうした状況において、日本語教師は比較的年齢に左右されにくく、60代以降も現場で活躍することができる業界であるため、セカンドキャリアとして目指す方も多くいらっしゃいます。
新しいキャリアを始めるにあたって、「今から学んでも遅くない」と思える点も、大きな理由の一つといえそうです。
●日本語教育の需要が安定して高まりつつある
日本では外国人労働者や留学生が増加傾向にあり、それに伴って日本語教育の必要性も高まっています。需要は地域によって異なりますが、日本語教育の場そのものが広がっているのは確かで、それに伴い日本語教師の需要も増加が見込まれています。
こうした背景を踏まえ、「これから長く続けられる仕事」として、日本語教師を視野に入れる50代・60代の男性が増えていると考えられます。
●ビジネス経験が活かせる仕事である
長年、企業等で勤務して培ってきた経験が日本語教育の現場で役立つことも多くあります。例えば、基本的なビジネスコミュニケーションをはじめ、後輩や部下の指導を通して身につけた説明力、管理職としてのマネジメント経験などは、日本語教師としても生かせる場面があります。
特に日本企業での就労を目指す社会人学習者や企業研修の場では、このような経験を持つ講師が重宝されるというケースもあるため、中高年の男性にとっては「自分のキャリアを活かせる職業」として魅力に映るといえそうです。
●人の役に立つ実感を得られる仕事への関心
50代・60代になると、「これからの人生でどんな形で社会に関わりたいか」を考える人も多くなります。その中で、人に教える仕事は「直接、人の役に立つ実感が得られる」という点で強い魅力があります。
こうした「やりがい」を求めるのも、日本語教師という仕事に関心を持つ理由の一つではないでしょうか。
■なぜセカンドキャリアとして日本語教師が選ばれるのか?

このように、定年後のキャリアとして魅力的な日本語教師の仕事ですが、具体的にどのような点でセカンドキャリアに適しているのかをご紹介します。
●年齢がネックになりにくい職種
日本語教師という職業は、年齢が採用に大きな影響を与えにくいと言われています。日本語学校でも40〜60代の講師は多く活躍しており、落ち着いた雰囲気や人生経験の豊かさが好まれる場合もあります。
このため、中高年で新たな職種に挑戦しやすい環境が整っており、「年齢を理由に選択肢が狭まってしまう」といった不安を持つ人にも向いた職業だと考えられます。
●多様な働き方を選べる
日本語教師の働き方は非常にバリエーション豊かなのが特徴といえます。国内だけでなく、海外の日本語学校で働くことも可能です。他にも、フリーランスという選択肢もあります。また、オンラインレッスンなら在宅で働くこともできます。
こうした多様な働き方が可能な点も、中高年の方にとって魅力につながっているようです。
●語学力より“教える技術”が重視される
日本語教師と聞くと、高い英語力などが必要と思われることがあります。
しかし実際には、学習者の母語に頼らず、日本語で日本語を教える“直接法”という指導方法が広く使われており、英語など外国語が得意でなくても十分に対応できる点が特徴です。
もちろん語学力があると役立つ場面はありますが、特に国内ではそれ以上に授業を組み立てる力や、学習者に寄り添ったコミュニケーション能力が重視されるため、これまで企業などで社会経験を積んだ中高年の男性に向いている仕事といえます。
●人とのつながりが増え、生活が豊かになる
退職後には急に人間関係が減り、「社会とつながる実感が薄くなった」と感じる人も多くいます。
日本語教師として活動することで、海外出身の学習者、同僚の講師、その他にも仕事の繋がりをきっかけに新しいコミュニティに参加する機会が増えます。
多文化環境ならではの刺激が得られたり、人とのつながりが広がることで生活が豊かになる点も、セカンドキャリアとして日本語教師が選ばれる理由のひとつでしょう。
■実際に、どんな働き方があるの?

●国内日本語学校での働き方
国内の日本語学校は、日本語教師の代表的な就職先です。常勤としてフルタイムで働く人もいれば、非常勤のパートとして一部の授業だけを担当する働き方を選ぶ人もいます。
●オンライン日本語教師という選択肢も
近年では、オンライン日本語教師として活動する人も多く見られます。移動がいらず、パソコンとネット環境だけで始められるため、体力的な負担が少ない点が魅力です。
時間の使い方を自分で決められるという点で、セカンドキャリアとしても魅力が多い働き方です。
●海外で活躍するというライフプラン
海外で日本語教師として働くという道もあります。大学の日本学科や民間の日本語学校、国際交流基金、国際協力など活躍の場はさまざまです。
「第二の人生は海外で活躍したい!」という方にとって、現地で仕事を得られるのはかなり大きなメリットといえます。
■日本語教師を目指すためのルート

●日本語教師資格の取得ルート
2024年に国家資格制度「登録日本語教員」がスタートしました。2029年4月以降は「認定日本語教育機関」という文部科学省が認定する教育機関(例えば留学生を受け入れる日本語学校など)で働く場合、この登録資格を持っている必要があります。
(ただし、2029年3月までは経過措置期間が設けられており、国家資格化前の要件を満たしていれば「認定日本語教育機関」での勤務が可能です。)
※経過措置については、こちらの記事で解説しています→ https://www.jpns.kec.ne.jp/blog/japanese-teacher/2511-1/
資格取得のルートには大きく「養成機関ルート」と「試験ルート」があります。
・養成機関ルート
大学・専門学校などの「登録日本語教員養成機関」で所定の課程を修了後、「登録実践研修機関」を修了する、もしくは両方の登録を受けた教育機関で所定の課程を修了した後、日本語教員試験の「応用試験」に合格して登録申請する。
※この場合、日本語教員試験では基礎試験が免除され、応用試験のみの受験となります。
・試験ルート
養成機関での課程を修了せずに、いきなり試験(「基礎+応用試験」)を受け、その後に実践研修を修了して登録申請する。
これら2つのルート以外に、2033年までは経過措置(Cルート)も利用できます。
・経過措置(Cルート)※2033年3月末まで
学士以上の学位を有することが条件となりますが、教育実習なども含まれた「必須の教育内容50項目」に対応した日本語教員養成課程を修了後、日本語教員試験の「応用試験」に合格すれば、登録申請が可能です。
参考: https://www.jpns.kec.ne.jp/touroku-japanese-teacher.html
さらに2029年3月末までの経過措置期間では、「学士以上で『必須の教育内容50項目』に対応した日本語教員養成課程を修了」の条件を満たしていれば、登録日本語教員資格がなくても日本語学校等で勤務ができます。
実践研修と基礎試験が免除となるため、学士以上の学歴がある方で、早く現場で活躍したい!という方には、2029年3月までの経過措置期間を利用するのがおすすめです。
■「日本語教師養成講座」を選ぶ際に大切なのは“実践力”

日本語教師を目指すためにはこのように複数のルートがありますが、多くの場合は日本語教師養成講座を受講することになります。
日本語教師として現場に立つ際に求められるのは、“実際に教えられる力”です。そのため講座を選ぶ際は、どれだけ実践的な学びができるか、どの程度「授業をする経験」を積めるかが重要になります。
現場で実際に教えることが日本語教師の仕事である以上、実践的な練習をどれだけ積めるかは、その後の就職にも直結する大切な要素だといえます。
●実践練習が充実している講座を受講するメリット
日本語教師にとって「教える力」は中心となるスキルです。日本語学校・機関では採用試験に模擬授業があり、その優劣で採用が決まります。
そのため、模擬授業やロールプレイなどの実践練習が多く用意されている講座であれば、採用試験対策にもなり、実際に教壇に立つときの不安も軽減されます。
教える仕事が初めての人でも、即戦力として現場に出られることも大きなメリットです。
●50代・60代からでも遅くない
養成講座の受講や資格取得に年齢制限はありません。定年退職前の50代から準備を始める人もいれば、定年後に60代から学び始めて現場で活躍している人もいます。
年齢にとらわれすぎず、自分のペースで学びを進めることが大切です。
セカンドキャリアについて考えている50代、60代の男性の方は、「日本語教師」という生き方も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
これまでに積み重ねてきた人生経験は、日本語教師としての強みとして活かされる場面がきっと多くあるはずです。
■【就職に強い!】日本語教師養成講座ならKEC日本語学院

KEC日本語学院の日本語教師養成講座は、これから日本語教師になって国内外問わず現場で活躍したい方におすすめの講座です。
KECの日本語教師養成講座はここがスゴイ!
①超少人数制のクラス!
大人数制のクラスだと講師が一人一人の受講生を見る余裕がありません。
KECでは最大12名の少人数だから、受講生に向き合った個別の指導が可能です。
②模擬授業の回数が圧倒的に多い!
日本語学校・機関の採用試験は、模擬授業の良し悪しで決まります。つまり、授業ができることは、就職活動で非常に有利です。
一般的な養成校は模擬授業が数回〜10回以内が多いのに対して、KECでは現場と同じ形式の模擬授業を、カリキュラムの中で50回以上経験できます。
初めての方でも就職後に即戦力として活躍できる、圧倒的な実践量がKECの特徴です。
③就職・転職支援が強い!
KEC修了生を求める国内外の日本語学校・機関からの求人情報が届き次第、受講生の皆さんに配信しています。
また、受講生には就職活動の際の履歴書フォームの提供・添削、国内外の日本語学校・機関の受験情報の提供、試験対策や模擬授業の事前チェック、推薦状の作成などサポート体制も充実。
ありがたいことに、日本語学校様からは過去に就職したKECの修了生を高く評価していただいています。「KECの生徒さんはすぐにほしい!」と嬉しいお声をいただいており、求人情報が集まりやすいのもKECの強みです。
④卒業後も手厚いサポート!
KECでは最長3年間無料再履修や、再就職の支援など修了後のサポートが手厚いのが特徴です。
実際に現場に立って、壁にぶつかった時でも頼れる場所があるのは嬉しいですよね!
⑤現役プロ講師陣
実際に外国人を指導した経験を持ち、現場を知り尽くした講師が指導します。
日本語教師経験者が教える講座だからこそ、実際に現場で活かせる知識や技能を身に付けることができ、就職についてのアドバイスも受けられます。
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KECの日本語教師養成講座から羽ばたいて行った数多くの修了生が、日本全国・世界中で日本語教師として活躍しています!
これまでの修了生の体験談はこちら
https://www.jpns.kec.ne.jp/taikendan.html
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大阪・なんば校 https://www.jpns.kec.ne.jp/school_nanba.html
大阪・枚方本校 https://www.jpns.kec.ne.jp/school_hirakata.html
京都・京都校 https://www.jpns.kec.ne.jp/school_kyoto.html
兵庫・神戸校 https://www.jpns.kec.ne.jp/school_kobe.html
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