日本語教師養成講座420時間コースとは

   そもそも、「文化庁届出受理」されている講座は、「日本語教員養成において必要とされる教育内容」を踏まえ、「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」「言語」の五つの区分にわたり、420単位時間以上の研修科目が設定されたものであり、その時間には、教育実習45単位時間以上を含む研修ということです。

つまり、教育実習の実施時間は、最低45単位時間であって、日本語教師養成講座により、この時間は異なっています。

 

・模擬授業4.5回で教壇に立てるでしょうか?

   教育実習とは、模擬授業と言っても良いかと思います。この模擬授業を4.5回程度行い、あとは、見学をする養成講座もあるようですが、これで修了翌月から、教壇に立って指導するのは、かなり難しいですね。また、指導経験が殆ど無い受講生の方に、いきなり30~40分の模擬授業を実施してもらうのも、なかなか大変かと思います。

 

・教壇では、一人、誰も助けに来てくれません。

   KECの模擬授業は実践演習と教育実習に分かれています。実践演習で184単位時間、教育実習で48単位時間、合計232単位時間です。最初は短い時間の模擬授業を行い、最後に1コマと言われる45分の発表を行います。また、教育実習では、外国人学生を前に最終仕上げの模擬授業発表となります。

  KEC修了生が、修了の翌月から教壇に立てるのは、この即戦力養成カリキュラムがあるからです。