日本語教師養成講座のカリキュラムの順序には意味がある!

こんにちは!

日本語教師になりたいと思ったとき、まず色々な日本語教師養成講座を調べますよね!

日本語教師養成講座420時間コースの内容を見ると、ほとんどの養成講座が

①理論の学習( KECでは「基礎理論」)

②実践力の学習( KECでは「実践演習」)

③教育実習

この3つに分かれています。

1日でも早く日本語教師になりたいと思うと、少しでも短い期間で資格を取得できる学校を探すと思います。

では、①理論の学習 ②実践力の学習 ③教育実習を同時に受講出来たら理想的、、、!

ピピ―ッ!ちょっとタイムー!!!

実は、この選択にはデメリットがあることをご存知ですか。

①②③を「よーいどん!!」で全て同時に受講すると仮定しましょう。

②実践力の学習では、実際に教壇に立って模擬授業を行います。

では今まで、教授経験のない方がいきなり授業をすることができるでしょうか、、、?

①理論の学習をしながら、②実践力の学習を進めるという事は、既習済みの①理論の学習内容しか、②実践力の学習に使えないという事です。

つまり、最初は②実践力の学習(模擬授業)で使える知識はほとんどないという事!

①理論の学習には、どのような教授方法があるのか、どのような教材や教具があるのか、成績の評価はどのように付けるのか等々、日本語教師になった時に必要な知識がたくさん含まれています。

回数を重ねていくと何となくできるようになるという考えもあるかもしれませんが、

①理論の学習をする前とした後で、積み重ねる1回1回の模擬授業の質に大きく差が出来てしまうのはもったいないですよね。

KEC日本語学院は50回以上の実技(模擬授業)を履修するカリキュラムになっています。

50回以上の実技(模擬授業)の1回1回の授業内容を濃くするためにも、KECは①理論の学習と②実践力の学習の同時受講は出来ないカリキュラムになっています。

今、②実践力の学習を受講中の受講生さんも、授業の終わりに先生や、他の受講生の方々と、①理論の学習で学んだ知識を基に、次回の模擬授業はどう変化させるかよくお話されていますよ!

実技の質を上げるためには、学習順序がとても大切だという事が伝わると嬉しいです!

以上、新宿校の早水でした!