塾講師の方や元教師の方も日本語教師養成講座で勉強されて、修了後、日本語教師として教壇に立っている方が多くいらっしゃいます。
教授経験があるので、皆さんすんなり養成講座の中で実技がこなせているのかと思いきや、経験があってもかなり苦労されていらっしゃいます。
苦労されている理由は日本の学校や塾で行われている教え方と外国の人に日本語を教えるやり方が全く異なるからです。
多くの日本語学校では、直説法(日本語で日本語を教える)という方法で日本語を留学生に教えています。
特に初級クラスの日本語がわからない人にどうやって日本語の文法を教えるかというと、絵カードやジェスチャーを使って日本語を教えていきます。
日本人同士で何か教えるときは、日本語で説明すれば分かりますが、日本語教育ではそれができません。
実際に模擬授業を行う際に、日本語で文法説明を行おうとすると実技の先生から「未習の語彙がたくさん出ていますよ。それでは留学生が理解できませんよ」と指摘されます。
「・・・この文はこういう時に使います。」「これは・・・・という意味です」といったフレーズは初級クラスでは習っていない文法です。勉強していない文法を使って文法を教える。これでは日本語学習者が日本語を理解することはできません。
ですから、教えた経験がある方も、日本語を教えるということに関しては、言葉を制限された状態で授業を行っていくので一から教え方を学ぶといった感じになります。
日本語教師を目指す上で「教えた経験がないから難しいのではないか、できないんじゃないか」と思わず、どうやって教えていけばいいのかをKECの養成講座の中で学んでいただきたいと思っています。
KECでは実技の授業は58回もあります。実技の授業がこれだけあるのは、基礎を身につけ、実際の現場に立っても自信をもって授業を行っていただきたいからです。
KECでどのような授業が行われるのかは詳しく無料説明会でご案内させていただいておりますので、トップページから説明会の予約をしていただければと思います。
是非、みなさまのご参加、お待ち申し上げております。