こんにちは。
KEC日本語学院の大前です。
さて、本日は、日本語を学習するために、様々な国から来ている生徒さんたちの
宗教について少し勉強してみましょう。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Madhhab_Map2.png#/media/ファイル:Madhhab_Map2.png
上図はイスラム教派の分布地図です。
特に日本と結びつきが強いところでは、インドネシアが挙げられます。
インドネシアのイスラムは、スンニ派シャーフィイー派で、
法を重視する教派と言われています。
インドネシアの国別人口は、世界4位。
イスラム人口は世界最大の2億人です。
(↑ 旅行でいきました ‘V`)
さて、日本とインドネシアのつながりで特筆されるべきは、やはり、2008年の日・インドネシア経済連携協定(EPA)ではないでしょうか。
以下、出典 公益社団法人 国際厚生事業団 (JICWELS)https://jicwels.or.jp/?page_id=16
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『EPAは、物品やサービスの貿易のみならず、人の移動、知的財産権の保護、投資、ビジネス環境の整備、競争政策など様々な協力や幅広い分野での連携を促進し、二国間又は多国間での親密な関係強化を目指す条約を指します。』
『このEPAの発効により、インドネシアについては 2008 年度から、看護師や介護福祉士の国家資格取得を目指す候補者の受入れが開始しました。』
『受入れは経済連携の強化のために行うものであり、単に労働者を雇用するためのものではありません。この受入れ枠組みにおいて、一人でも多くの看護師・介護福祉士候補者が看護師・介護福祉士の国家試験に合格し、その後、継続して日本に滞在することが期待されています。』
『・・中略・・受入れ機関(施設)は国家資格の取得を目標とした適切な研修を実施することが責務とされています。』
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上述の制度の中で、候補者は日本国内の国家資格取得のために、日本語を学ぶ必要があり、
ここに、日本語教師の活躍が期待されます。
さて、あなたが、彼らの日本語教育を担当することになったとしましょう。
日本の看護師・介護福祉士の国家資格取得のために来日する
彼・彼女たちに、あなたは何を準備したいですか。
また、どのような歓迎をしてみたいですか。
せっかくですから、歓迎方法を3つ考えてみましょう。
1_________
2_________
3_________
いかがでしょうか。
思いつかなかった人もいるのではないでしょうか。
思いついた方は、もう一度考えましょう。
それは、適切な歓迎ですか。
異文化接触は、ちょっとした知識不足が、取り返しのつかない結果を
招いてしまいます。
私達にとっての些細なことが、彼らに大きなショックを与えてしまうことが
あるのです。
そうなる前に、彼らが大切にしているものが何かを知る必要があります。
日本語教師は、言葉だけでなく、文化やマナーも教えますが、
教えるときに、まず、彼らの大切なものを知ることが重要です。
現代日本は、もはや無宗教と言ってもよい雰囲気を醸し出しています。
神社仏閣へ行くことはあっても、宗教というと敬遠されがちですよね。
日本はそういうところで、逆にやりやすいと思っていただければいいのですが、
宗教を持つ彼らに、無宗教の良さをお伝えしないよう、気をつけてください。
その人の全てを批判するのと同じことになりかねないからです。
彼らのことを大切に思い、彼らの宗教について調べたり、自分ができる、
最低限のマナーが何か、まとめを作ったりする先生もいらっしゃいます。
入国後しばらくは、心理的に非常に不安定な状態になりますから、
彼らに配慮するためにも、事前に準備をしておきたいですね。
それができる先生は素敵ですね。
教えるものが学べ。
学び続ける先生に生徒もついてきます。
#KEC日本語学院 #EPA #多文化共生